久保田です。
From: Tomohiro KUBOTA <ku...@de...>
Subject: [Mlterm-dev-ja] フォント選択機構
Date: Mon, 12 Jan 2004 14:16:07 +0900 (JST)
> 久しぶりに mlterm をコンパイルしてみました。
> すると、フォント選択がおかしくなっていることに気がつきました。
原因がわかりました。従来どおりの ./configure オプションの場合、
--type-engine=xcore がデフォルトだと思っていたのですが、じつは
xft になっていたようです。さらに、xcore 部分はコンパイルすら
されていないことが分かりました。
原因は、configure.in で type-engine=xft 用に pkgconfig を実行
するとき、xcore 用の AA_CFLAGS を上書きしてしまうことです。
それとは別に、xwindow/x_main_config.c では、xcore と xft の
両方がコンパイルされている際には xft のほうがデフォルトになって
しまっていました。mlterm --help で表示されるメッセージが xcore
がデフォルトとなっているので、xft がデフォルトになるのはバグだと
解釈して修正しました。さらに、xft しかコンパイルされていないとき
にさえ mlterm --help では xcore がデフォルトであるというような
メッセージが表示されてしまうのも修正しました。
これだけの修正を入れてコンパイルしなおすと、フォント選択は無事、
従来どおりの動作を行うようになりました。
ところで、「type」という表現ですが、なにか別のに変えませんか?
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久保田智広 Tomohiro KUBOTA <ku...@de...>
http://www.debian.or.jp/~kubota/
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